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盛岡城の本丸跡(盛岡城跡公園/岩手公園)に建つ南部伯爵銅像の台座。語られることはほとんどないが、建築家/建築史家の伊東忠太の設計作である。しかも、世界旅行(1902-05)から帰国して最初に完成した作品という歴史的位置づけも付帯する。
銅像は太平洋戦争中に供出されてしまい、現在は台座だけが残る。騎馬像は彫刻家・新海竹太郎(1868-1927)の作で、伊東と新海の初めての共同制作でもある。
離れて眺めると、全体のシルエットは伊東忠太の得意とした妖怪画を思わせる。狛犬のようでもある。堂々として、愛らしい。

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