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※2008.4.9追記 「東京中央郵便局を重要文化財にする会」のホームページが公開されました

東京中央郵便局

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辰野金吾の設計による東京駅(1914年竣工)は、竣工当時の姿への復元工事が始まり、正面は歴史的な解説が記された仮囲いで覆われている。その横で、吉田鉄郎が手がけた東京中央郵便局(1931年竣工)が、いよいよ存続か否かの正念場を迎えている。

すでに新聞などで取り上げられているように、3月25日午後6時から永田町の憲政記念館会議室で「東京中央郵便局を重要文化財にする会」が発足した。
発起人名簿には119人(その後の了承も含め最終的には130名)が名を連ねている。代表に前野まさる(東京芸術大学名誉教授)、副代表に兼松紘一郎(建築家、DOCOMOMO Japan幹事長)、運営委員には内田青蔵(埼玉大学教授)・鈴木博之(東京大学大学院教授)・南一誠(芝浦工業大学教授)ら。発起人会には、平沢勝栄氏(自民)・河村たかし議員(民主)ら超党派の議員もかけつけた(敬称略)。

以上、見てきたようなことを書いているが、発起人会には出席できなかったので、事務局長の多児貞子さんの報告にもとづいて記している。多児さんは1987年に浮上した東京駅の取り壊し計画に対して、それを残そうと立ち上がった「赤レンガの東京駅を愛する市民の会」の中心となった方だ。そのしなやかなスタンスは、4月4日の記事を読んでほしい。東京駅も東京中央郵便局も、市民のものとなった景観という点で、確かに連続している。

3月31日付けで、会は千代田区長と千代田区議会に「東京中央郵便局の重要文化財指定に関する陳情書」を提出した。ホームページも準備中。知恵と行動の短期決戦に向けて、全力で動いている。
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