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LUTE SUITE03 

オランダ旅行に来ている。
アムステルダム郊外にあるLUTE SUITEは、マルセル・ワンダースにリノベーションを託したデザイン・ホテル。
ダッチ・ゲイブルに赤煉瓦という、いかにもの「和蘭陀泰西建築」- 18世紀に建てられた火薬工場の従業員用宿舎 - を料理して、わずか7室のホテルとして営業している。
その名を取ったペーター・ルッテのレストランLUTEの隣に小さく建っているから、オーベルジュと言った方がいいかもしれない。長屋形式で、それぞれ2層(一部3層)の内部には、側面の扉から入るようになっている。
窓の外の運河沿いの道には、通勤通学の自転車が行き交う。外観はこんな感じ。

LUTE SUITE01
それにしても、特筆すべきは7室がすべて異なるインテリア。
「よっ、やってるね!」と、声をかけたくなるような凝りようだ。
棟の真ん中に位置する4号室は、ダッチ・ゲイブルの内側にころんとしたバスタブがあって、2階はそれで終わり。
吹抜けの1階の最上部に、鳥の巣のようなベットルームが設えてあって、5本の蝋燭型ランプが、寝台をあやしく照らし出す。

LUTE SUITE02

ポップで、大胆。
でも、「オランダ的」といった印象なのは、単にデコラティブな装飾が絢爛を誇ったダッチ・ゲイブルの意匠に似ているからというだけでなく、そのデザインの多様さの有り様に関係しているように思う。

LUTE SUITE04

朝食はこんなボックス入りで、部屋に届くという趣向。
中身はパンとクロワッサン、生ハム、サラダ、チーズ、卵料理(前日に調理の仕方を聞いてくれる)、フルーツといちごのお菓子で、どれもしっかり味がして、おいしいのである。
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