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原稿の締めきりに追われているので、
本当はそれどころではないのだが、なにせ年末。会合の季節である。

北田さんパーティ

写真家の北田英治さんが第1回のアイ・シ・オール賞を受賞された。
鳩山会館で12月26日の夜、パーティーが開催された。
北田さんのご交友を反映して、出席者は幅広く、
和太鼓が演じられて、洋館の壁が剥がれるのではないかと思えるほどの迫力だった。
受章の理由の主たるものは、竹中工務店1階に開設されたエー・クワッドで
開かれた展覧会「ル・コルビュジエのインド」。
その撮影にご一緒した関係で、祝辞を述べさせていただいた。
チャンディガールとアーメダバードにル・コルビュジエの作品を訪ねてから、
もう2年近くになるのだな、と改めて思う。
そもそも、建築文化シナジーで『ル・コルビュジエのインド』をつくろうという
話があって、起こった企画だった。
ル・コルビュジエの議事堂も高等裁判所も、
それまでモノクロでしか見た記憶が無かったので、色彩は印象的だった。
北田さんが写真を撮っている1時間、議事堂の中に一緒に入った。
最初は笑ってしまうくらいの「建築」ぶりに圧倒され、
最後には大空間に包まれてうとうとしてしまったのも、今ではよい思い出。
それにしてもチャンディガールの屋台の焼き鳥は美味しかったですね。
というようなことを、しゃべったような気がする。

その後、菊竹事務所の塚本二朗さんに誘われて、青山で忘年会。
と聞いていたのだけど、行ってみるとパーティーだった。
ペントハウスのような、天井の高い素敵な空間。
建築家、構造家、編集者、ライター、専門はさまざま。
塚本さん以外には、藤本壮介さんしか知っている人がいないので、
初めはどうしたものかと思うが、それは狭い建築の世界。
6人を介せば世界中の人とつながる、というけれど、
このジャンルでは、たぶん1人か2人の介入で済んでしまう。
同時代の人たちに刺激を受けて楽しみ、終電で帰宅。

アイ・シ・オールの升

帰って、アイ・シ・オール賞の引き出物をまじまじと見ると、
刻印も可愛らしい升で、檜の香りが心地よい。
さすがのんべえの編集部ならではの選択。
来年もまた、社交を通じて、新しさを出していけたらいいと思う。
そのためには結局、独りで書かなければいけないのだが。
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