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帰省シーズンで、帰るところもないので、
Amazonで本をごっそり買って読んでいる。
ほとんどは建築と直接、関係のないもので、
たとえば1年ほど前に出た新書
三井誠『人類進化の700万年 ― 書き換えられる「ヒトの起源」』
(講談社現代新書、2005)は、刺激的だった。

文章が分かりやすいのが、美点の第一。
そして、現時点でわからないことを「わからない」とはっきり書いているのが、美点の第二。
だから、読み手は、自分たちが人類の来歴が書き変わりつつある現場にいるのだ
という実感を労なくして得ることができる。
著者は京都大学理学部を卒業した後、読売新聞に入社し、科学関係の記事を担当している。
「サイエンス・ライター」の必要性を教えてくれる本だ。

人類の進化は、4つの数字がキーになっているらしい。
以下に忘備録代わりのまとめを。


《700万年前》人類がアフリカで誕生(ここからホモ・サピエンスに続く流れがチンパンジーから枝分かれ)
「直立二足歩行」と「犬歯の縮小」という特徴を獲得。ただし、その理由については諸説あり、分かっていない。

《250万年前》脳の大型化の流れが始まる(ここからがホモ族)
「道具の使用」=石を砕いて石器をつくり、石器を使って動物の骨から肉をはぎとって食べるようになる。
→ やがて(180万年前に)アフリカを出て、比較的短期間(20万年)でアジアにまで進出
→ 食物が高エネルギー化したことで、脳の大型化がさらに進む
   → 火の使用(80万年前?)、狩猟の開始(40万年以上前)
  
《20万年前》現生人類がアフリカで誕生(ここからがホモ・サピエンス)
知力に優れたホモ・サピエンスが生まれ、再びアフリカを出て地球中に拡散。
その他の種(ネアンデルタール人、ジャワ原人、北京原人など)は、現代に何の遺伝子も残さず絶滅。

《7万5000年前》象徴を扱い始める
この頃の刻み目が入った土片、穴の空いた貝殻などが出土。
ここから人間の身体的な能力は現代人と変わりない。違いは象徴による知識の蓄積だけ。
→ ヨーロッパで3~4万年前の彫像、壁画、楽器などが発掘。
   → 言語の使用、農業・牧畜の開始、都市文明の誕生…


仕事とは無関係な、興味の針の振れに任せての読書は楽しい。
これが無かったら、「趣味」を仕事になんてできないし、
仕事がなければ、こわくてこんなことはやってられない。

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