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実践女子大学の高田典夫さんにお誘いいただき、生活環境学科で10月2日(水)の2限にお話することに・・照明デザイナー、フォトグラファー、構造エンジニア、まちづくり、大工、多彩な建築家まで、幅広い特別講義。いいなあ、こういう授業。

実践女子大学生活環境学科特別講義ポスター

明日に備えて準備を開始。「なぜ、建築を見る、歩く、語るのか?」というタイトルにしたのは何の気なしにだったが、ちょうど先日、視察してきたOpen House London 2013(9月21日・22日)の話で締められることに気付いて、がぜん楽しくなる。
甲斐みのりさんとの共著『東京建築 みる・あるく・かたる』(京阪神エルマガジン社)という具体的な物でがつんと始め、中間は建築(「男性」的な単体の「建物」)の話と見せかけて、最後はOpen House Londonの見聞記で「都市」や「女性」という伏線がうまく回収できるよと。

Open House Londonは1992年に、一般の人々と建築の専門家の間が隔てられていることに素朴な疑問を抱いたMs Victoria Thorntonが、徒手空拳で実行。21年後の今ではロンドンが2日間湧くような、一大イベントとして定着しました。
今年見に行ったら、一眼レフを持った建築カメラ女子の姿も目について、いずこも変わらない(笑)
名作だけ、あるいはモダニズムだけとか様式建築だけにならない、ゆるさを保つMs Victoria Thorntonの姿勢が、この雰囲気を生み出しているんだなぁと理解。『東京建築 みる・あるく・かたる』をまとめる時にも意識したことだったので、嬉しかった。

Open House London: The 'mad' idea that went global : BBC News
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