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1911(明治44)年に静岡県袋井に完成した「可睡斎護国塔」は、伊東忠太が世界一周留学から帰国し、自分のヴィジョンを定めて最初に完成させた建築です。

可睡斎護国塔正面

なぜ、この地に産み落とされたのか?
そして、設計者である伊東忠太とは?
自分のまちの遺産に目を向けた皆さまからお電話をいただき、勉強会を重ねてきました。完成から100年を記念した展覧会を可睡斎で開催し、工学院大学の後藤治さんなどにお越しいただいたシンポジウムも盛況でした。
ギャラリーエークワッドの松隈章さんから伊東忠太「旧伝道院」展の相談を受けていたので、東京の展覧会に可睡斎護国塔も加えていただきました。地域から発信する上で、これもタイムリーでした。
このたび、地元の方々の手で「可睡斎護国塔物語」という冊子がまとまりました。

可睡斎護国塔物語(倉布人◆日常空間)

100年展実行委員会は「袋井まちそだての会」に発展し、今も地域の歴史の掘り起こしを続けています。可睡斎護国塔を見直すことをきっかけに、地域の行動人・知識人が集まったのです。
単体の古い建築も、まちを創造的に動かすことができるはずです。そこにも建築史家の果たす役割があるのではないか。何年間も袋井に通う中で、まちの誇りと建築史とを結ぶという実践について、私も多くを学ぶことができました。
縁ですねー。関わったすべての方々に感謝です。そして、そもそもが実践の建築史家であった伊東忠太さんにも!
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