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2009.10.19
北川原温さんのサント産業本社、解体寸前
中山英之さんのオープンハウスを見に、それだけのために週末、京都に車を走らせた。
関西は不案内なので、カーナビに任せておいたら、京都東ICで降りた。
山科のあたりが渋滞している。目を左右に走らせていると、んっ。

半透明のガラススクリーンが無残にもはぎ取られているが、
あれは北川原温さんのサント産業本社・・・。
北川原温公式ホームページより
1991年の完成だから、まだ20年も経っていない。
高松さんと言い、京都のポストモダニズム建築は受難だよね、
というような話を、中山さんの住宅に行ったら、平塚桂さんがいたので、してみた。
以下はその近くにあった建物。
潜水艦の窓のような、機能が形になった「あんたの時代は良かった」(ジュリー)的ミリタリーな仕様が80年代の伸系で、下層階は妙に普通な、やりきれていない所にホッとしたりして。
関西は不案内なので、カーナビに任せておいたら、京都東ICで降りた。
山科のあたりが渋滞している。目を左右に走らせていると、んっ。

半透明のガラススクリーンが無残にもはぎ取られているが、
あれは北川原温さんのサント産業本社・・・。

1991年の完成だから、まだ20年も経っていない。
高松さんと言い、京都のポストモダニズム建築は受難だよね、
というような話を、中山さんの住宅に行ったら、平塚桂さんがいたので、してみた。
以下はその近くにあった建物。
潜水艦の窓のような、機能が形になった「あんたの時代は良かった」(ジュリー)的ミリタリーな仕様が80年代の伸系で、下層階は妙に普通な、やりきれていない所にホッとしたりして。

平塚 桂
折角お名前を出していただいたので、コメントを。イデーワークステーションを思わせる崩壊ぶりですね。高松さんの建物はゼロ(取り壊し)かイチ(ぴかぴか)でエイジレスという印象ですが、こちらは朽ちていらっしゃる……。しかしこの状態で、よく発見されたなあと眼力に驚きです。
(写真キャプションが「高松伸公式ホームページより」になってます)
(写真キャプションが「高松伸公式ホームページより」になってます)
倉方俊輔
二人の建築家の特徴を、微笑みながら鋭く切り裂く、オープンハウスでの一言がいまだに心に残っていますが、今回もさすが!
コメントに考えさせられました。
確かに、靍松さんの建物は朽ちない。
御影石も金属もピカピカで、消える時にはすぱっと消える。そんな印象がありますよね。
それに比べると・・・。
もちろん、廃墟になるのは、建築家の力を超えた現象であるわけですが、これが靍松さんの建物だったら、もっとショックだったろうなと、いただいたコメントで気づかされました。
数々の賞を受賞した「中村キース・ヘリング美術館」にも、建てたそばから風化していく北川原作品の特徴が良く出ています(以前に書いた(http://kntkyk.blog24.fc2.com/blog-entry-105.html)木の塀の歪みは、この前行った時には修復されていましたが)。
その延長上に、自然にある現象のように、今回のことも映ってしまうのです。たぶん。
写真キャプションを取り違えている場合じゃありません(笑)。修正しました。
コメントに考えさせられました。
確かに、靍松さんの建物は朽ちない。
御影石も金属もピカピカで、消える時にはすぱっと消える。そんな印象がありますよね。
それに比べると・・・。
もちろん、廃墟になるのは、建築家の力を超えた現象であるわけですが、これが靍松さんの建物だったら、もっとショックだったろうなと、いただいたコメントで気づかされました。
数々の賞を受賞した「中村キース・ヘリング美術館」にも、建てたそばから風化していく北川原作品の特徴が良く出ています(以前に書いた(http://kntkyk.blog24.fc2.com/blog-entry-105.html)木の塀の歪みは、この前行った時には修復されていましたが)。
その延長上に、自然にある現象のように、今回のことも映ってしまうのです。たぶん。
写真キャプションを取り違えている場合じゃありません(笑)。修正しました。
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