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2009.10.05
1971.8333年生まれの「建築家の読書術」

自分をつくってきた本、というものがある。
それを開陳せよ、という企画「建築家の読書術」が、来年1月26日(火)から2月6日(土)にかけて、東京・乃木坂のギャラリー・間で開かれる(11:00~18:00。金曜19:00まで、日・月曜休館)。
語るのは、藤本壮介、平田晃久、中山英之、吉村靖孝、中村拓志の5人。総括を倉方が務める。
TOTO出版20周年記念第2弾 30代建築家による連続レクチャー+展覧会「建築家の読書術」
http://www.toto.co.jp/bookshop/20th/lecture_series.html
各自20冊の本をセレクトし、会期中にギャラリーに展示。会期中の連続レクチャーで、それぞれの読書術が語られる予定だ(事前申し込み&抽選制で、申込期間は12月4日~1月8日)。
先日の打ち合わせで、皆が仮のリストを作ってきた(これ大変だと思う。僕はしなくていいので救われた)
柔らかい本も堅い書物も、なるほどと思わせるものも、意外に思うものもあった。
今回、ギャラリー間/TOTO出版が、同世代(1971年~1974生まれ)に声をかけているので、自分と重なったりもして面白かった。
TOTO出版ができて、今年で20年。この「建築家の読書術」は20周年の記念イベントの一つだ。
その間にいろんなことがあった。ネットが普及した。バブルがはじけた。知が格好いい時代からそうでもない時代になった。ポストモダンから見た目モダンに、さらにその先へ。20年間は僕たちが建築を学び始めた時期と、ほぼ重なっている。
あと少しは「若手」建築家でいられるだろうし、いつまでも気持ちは若くいたいと思うのだが、現実には新しい世代が出ている。けれど、老舗に安住することはできない。
中途半端な位置?、それとも有利な立場? それはTOTO出版と少し重なってはいないだろうか。
しかし、5人とも本のことになると、語る語る。
会場構成や内容など具体的なところはこれから詰めていくのだが、明らかにされる内面は実に楽しみ。
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