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帰宅すると、薄っぺらの封筒がポストの中に落ちている。
差出人は「日本文化藝術財団」。
中身が紙1枚なのは、すぐに分かる。
「『残念ながら…』なら、参考資料くらい、返却してくれてもいいのに」
ぼやきながら、封筒の口を破る。
端の少し折れた用紙には、
「厳正なる審査をいたしました結果、
 日本現代藝術奨励賞の受賞者に決定しました」
と書かれていた。

今年で13回目の「日本現代藝術奨励賞」
要項によれば、
「現代藝術の創作普及、調査研究に関する活動を行うことを
 主な目的とし、その活動において既にある程度の実績があり、
 奨励賞を受けることにより今後の活動が更に期待される藝術家
 または研究者」に与えるとのこと。
伊東忠太と吉阪隆正の研究活動が評価されたようだ。

「日本現代藝術奨励賞」の過去の受賞者には、
建築家の妹島和世さん、宮本佳明さんなどがいる。
同財団は他に「日本現代藝術振興賞」などを主催している。
こちらの受賞者は、建築に隣接した分野の方が多い。
和泉正敏氏(彫刻家、イサム・ノグチのお弟子さん)
原美術館(現代美術館、渡辺仁の設計した邸宅を改装・別館は磯崎新が設計)
田窪恭治氏(芸術家、「林檎の礼拝堂」再生プロジェクトで村野藤吾賞、
      鈴木了二さんとのコラボ「絶対現場」「金刀比羅宮社殿」など)
宮脇愛子氏(彫刻家、磯崎新夫人)
川俣正さん(芸術家、建築・都市的なプロジェクトを多く手がける)
荒川修作氏(芸術家、「養老天命反転地」とか「三鷹天命反転住宅」とか)
宮本隆司氏(写真家、廃墟・アンコールワット・段ボール小屋などを撮影)。
建築つながりで言えば、今年の「日本文化藝術振興賞」(伝統的な対象を扱う)は、京都の町屋の保存活用で知られる「財団法人奈良屋記念杉本家保存会」が栄誉を受けた。

建築史・評論の分野で初めての受賞者になれた。
ダブルで初物で、うれしい。

財団は未来を見据えながら、「藝術」という表記などに、
日本への独自の思い入れを感じさせる。
授賞式は、格式ある「明治記念館」。
名誉会長の瀬島龍三氏にお会いできないかしら、わくわく、
などと、式典の日を心待ちにしている。
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