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2009.01.27
2009年の「注目の10人」

年末年始に執筆していた「注目の10人」が活字になった。
「日経アーキテクチュア」最新号(2009/1/26号)の特集記事で、2007年、2008年に引き続いて担当させていただいた。昨年まで、3月の特集号「アーキファイル」に収録されていたもの。
活躍が目立つ建築関係の人物(建築家、家具デザイナー、構造家、施工管理者…)を10人ピックアップし、その活動を紹介する。今年は、次の10人(組)をとりあげた(敬称略)。
・谷尻誠(建築家/suppose design office)※
・山田眞人+杉本直樹(施工管理/大林組)※
・宮脇省造(企画開発/星野リゾート)※
・陸鐘驍(建築家/日建設計)
・藤森泰司(家具デザイナー/藤森泰司アトリエ)※
・藤村龍至(建築家/藤村龍至建築設計事務所)※
・鈴野浩一+禿真哉(建築家/トラフ)※
・末光弘和+末光陽子(建築家/SUEP.)※
・鈴木啓(構造家/A.S.Associates)+小西泰孝(構造家/小西泰孝建築構造設計)+満田衛資(構造家/満田衛資構造計画研究所)※
・城所竜太(構造家/Arup Japan)
「※」を付した8人(組)を取材、執筆した。他に編集部の囲み記事がある。
私の中でも一番ライター的な仕事といえるかもしれない。それだけ緊張もし、実りも多い。
1人分1200字強という与えられた字数で、いかに対象の一番いいところをありありと描けるか、多少の論理性も交えて。そんなことを考えていると、筆が非常に遅くなる。
そのときに耳に優しい言葉に流されないことと、その特質を一般性で押しつぶさないことは心がけたつもりだ。というのも、前者で雰囲気をつくるのは住宅系ライターにかなわないし、後者とバーターにきちんと役に立つ記事を書ける経済系ライターにはなれないのだから。
社会の中での個人の企図と成果 - ふたつは一致していることもズレていることもある - が、少しは過去を見るのと同様に、描けていればいい。
今回とりあげた方は、みな魅力的で、考えさせられたことが多かった。この「建築浴のおすすめ」でも、また触れたいと思う。
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