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2008.08.10
モダン建築巡礼・トリノ編

北京オリンピックが始まった。最新号の「日経アーキテクチュア」2008年8月11日号は、それに合わせて「北京再誕」と題した北京特集を組んでいる。現場の熱気が伝わってくるレポートで面白い。分かったフリをせず、もうしばらく良い面に期待するように眺めてからでも、評価は遅くないのかなという気持ちになる。
第2特集と言って良い「UIA大会トリノレポート」もライブ感では負けていない。中でも個人的に興味深かったのが、マンガも書ける同誌の編集者・宮沢洋さんによるトリノ建築のレポート。建築愛好家には言わずもがなだが、磯達雄さんと共に『昭和モダン建築巡礼 西日本編
「UIA大会トリノレポート」に描かれているのは、フィアット社の工場(1923)をレンゾ・ピアノがコンベンション施設に改修したリンゴットなど5作品。
まずはトリノは訪れたことがないので、うらやましい。
どれも規模がでかいだけに、イラストでないと焦点がぼやけそうで、これだけの豊富な情報量が2ページに詰め込まれているのは、得した気になる。
それと共感したのは、単なる物見遊山ではなくて、「歴史都市はモダニズム建築の再利用も巧い」という主張があることだった。折に触れて僕も同じ事を感じるが、文章で書くとどうも角が立つ。
無碍に壊さず、リノベーションをやりすぎず、自然にモダニズム建築を使い続けられるかどうかが成熟都市の証ではないか。そんなメッセージが、この誌面だと楽しみながら伝わる。
嬉しいし、さすが!と思った。
まずはトリノは訪れたことがないので、うらやましい。
どれも規模がでかいだけに、イラストでないと焦点がぼやけそうで、これだけの豊富な情報量が2ページに詰め込まれているのは、得した気になる。
それと共感したのは、単なる物見遊山ではなくて、「歴史都市はモダニズム建築の再利用も巧い」という主張があることだった。折に触れて僕も同じ事を感じるが、文章で書くとどうも角が立つ。
無碍に壊さず、リノベーションをやりすぎず、自然にモダニズム建築を使い続けられるかどうかが成熟都市の証ではないか。そんなメッセージが、この誌面だと楽しみながら伝わる。
嬉しいし、さすが!と思った。
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