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2008年7月8日に閉店した大阪・道頓堀の大衆食堂「くいだおれ」。「くいだおれ太郎」のはす向かいに、その村野建築は建つ。
完成したのは1955年。界隈の飲食店ビルが高層化していったはしりだ。設計者は開口部を北側の道頓堀側に集め、道路側をほぼ無窓とした上で、壁一面にモザイクタイルで抽象的な図案を描いた。階の違いが消され、ファサードは縦長のキャンバスとなる。
モザイクタイルの抽象図案という手法は、2年前に完成した名古屋の丸栄百貨店と同じだ。しかし、こちらのほうがスケール感の消去が徹底している。高層の商業施設ならではの建築の可能性を、思い切って追求したのだった。
今もチェーンの居酒屋などが入り、施設として健在。見上げる人は多くないが、ファサードも50年前とほぼ同じである。けれど、いつ消え去るかも分からない。
「くいだおれ太郎」と同じくらい、華やかで寡黙。切なくも愉しい街角のピエロ。その姿をぜひ目に焼き付けてほしい。

*下の写真をクリックするとgoogleマップに飛びます。
  
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