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津田塾大学本館 岩手県公会堂 栃木県庁舎

この3日間は晴れ続き、建築見学会続きにはもってこいだ。
10時15分から、西東京市の市民サークル「近代建築を学ぶ会」で佐藤功一の話をする。今日はいつもの半分程度の時間しかないので、主に写真を映し、建築家としての特質は次の回に。
写真は津田塾大学本館(東京都小平市、1931)と、岩手県公会堂(岩手県盛岡市、1927)と、栃木県庁舎(栃木県宇都宮市、1938)。生かされ方としては、順不同で「優」「良」「可」だろうか。

正午からは「open! architecture ― 建築のまち・東京を開放する」の建築見学会。今回は1931年に完成した2つの建物を続けてまわる。
近三ビル

12時からは村野藤吾の近三ビル。まず、天井のモザイクタイルが華やかなエントランスホールで、近三商事株式会社の森正隆業務課長に、以前の写真や外壁タイルをお示しいただく。竣工後の経過をよく理解した後、解説を加えながら外周を巡る。
外壁は足場を組んでの工事の最中。1992年にやり変えた外壁タイルの打診調査が始まったという。外観の全貌は望めなくなっていたが、細やかなメンテナンスが長寿の秘訣であることを実感するには、かえって良い時期だったと思う(上に掲載したのは以前の写真)。
同席された森隆社長の言葉にも重みがある。建築家・村野藤吾の初作品が、東京の真ん中で、オフィスビルとして残っているという奇跡。それは決して偶然ではなく、使い続けるという強固な意思の賜物なのだと分かる。
村野藤吾はこの後の半世紀以上、93歳までを建築家として生きた。近三ビルの竣工時に学生だった森郁二氏は、96歳の会長としてお元気である。近三ビルは今年、77歳を迎える。

丸石ビル01 丸石ビル02

13時からは丸石ビルディングの見学。ロマネスク様式の外観や入り口ホールの他、1階内部も拝見させていただく。入居している株式会社ペルシアジャパンのご厚意による(同社のホームページはとても良くできていて、ペルシア絨毯とは何か詳しく学べる)。
高い天井と様式装飾を備えた店内で、最高級のペルシア絨毯が、その魅力を放っている。お話を伺うと、4年前にこの界隈でショールームを探していた時に紹介を受け、大通り沿いの新しいビルよりも、丸石ビルディングを選んだのだという。「こちらの空間のほうが絨毯も映えて、ゆったりと見ていただける」。
70年以上経っても現役のビルディングとして手をかけられ、その風貌に価値を見出す会社に使ってもらえるなんて、建物にとって最高のことだろう。

15時からNHK文化センター青山教室の「東京建築・再発見」のレクチャー。今回は王子近辺のまちと建築について。渋沢栄一(昨日の記事で登場した渋沢敬三は、その孫)がらみで深谷の建物も紹介し、古河家つながりで足尾にも話が向く。

深谷の渋沢像01

上は以前、深谷に行ったときの写真。深谷駅前の渋沢栄一の像が、ちょんまげ姿だったので、あれっと思っていたら、やがてちょんまげが断髪され・・・頭に鳩がとまっていたのだった。

深谷の渋沢像02

たまたま深谷出身の方が受講生にいらして、以前は立像だったのだけど、不気味だという声も出て座像に変わったのだと教えていただいた。
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