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学習院大学の集い01

今年から学習院大学で非常勤講師を勤めることになった。
といっても、受け持つのは「記録保存と現代」というオムニバス講座の中で1回だけなのだが、そんな私にも丁寧な「講師歓迎会」の案内が届く。同日の打ち合わせに参加できないこともあって、出席させていただく。
会場は新しくできた大丸東京店12階にあるモダン・デザインの中華料理店「The Tokyo Phoenix」。40~50名の教授・講師陣が集う。文学部史学科の例年のしきたりだという。奥に秘めた教養を感じさせ、一般人とは少し変わった風貌で、がつがつしていない、余裕のある人々による、心穏やかな時間である。
学習院大学の集い02

なぜ、私のような者には場違いな場所にいるのか。
日本のアーカイブズ学の第一人者・安藤正人教授が、2008年4月に国文学研究資料館から学習院大学に移られた。アーカイブズ学の研究ならびにアーカイブズに関する専門職(アーキビスト)の養成を目的とする、わが国初の本格的な大学院専攻課程として設置された学習院大学人文科学研究科アーカイブズ学専攻の教授に就任されたのである。
安藤教授が新たに史学科の「記録保存と現代」のコーディネーターを担当することになった。私が建築のアーカイブズのことでいろいろ教えていただいたりしていた関係で、建築分野のアーカイブズの講義でお声をかけていただいた。

最初は思いがけない偶然から来た違和感を楽しんでいたのだが、いざ話してみると、そうでもなく、意外にも専門と近しい方々と出会うのだった。
岩淵令治さん(国立歴史民俗博物館研究部歴史研究系准教授)は、近世の都市史を専攻されている。以前は江戸東京博物館にいらしたので、米山勇さんや金行信輔さんといった建築史・都市史の研究者も良く御存知だった。
金慶南さん(韓国国家記録院学芸研究員)は、当然ではあるが朝鮮神宮を設計した伊東忠太をはじめとした日本人建築家のことにも通じていて、韓国のアーカイブズにある日本人建築家の資料などについて話した。
平井誠二さん(財団法人大倉精神文化研究所専任研究員)から名刺をいただいた時、すぐに思い出したのは最新(第50号)の『建築史学』(建築史学会)に掲載されている安田徹也さん(横浜国立大学大学院博士過程)の「大倉精神文化研究所の設計過程」だった。建築家・長野宇平治の晩年の変節/達観として語られている大倉精神文化研究所の設計過程をスケッチや議事録といった豊富な資料を綿密に駆使して復元した論文で、こんな資料が残っていたのかと驚いた。横浜市史の編纂の過程で、はじめてまとまって整理したものという。

他にもさまざまな先生方との興味深いお話で、あっという間に時間が過ぎていった。
「この間、ドコなんとかという団体が・・・」「あ、DOCOMOMOですね」という具合に時節柄、前川國男の「ピラミッド校舎」の話題を投げかけられることが多かったが…。西洋近現代史を専攻される福井憲彦学長もいらしていた。

アカデミックな気分になって、なんだかリフレッシュ。
トイレに入ると向こうがガラス張り。雄大な気分になって、またリフレッシュだった。

学習院大学の集い03

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