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2005.10.18
旧松井田町役場は今
ワルダクミを抱えて、群馬県の松井田町へ。
東京理科大の助教授を務め、
ジャン・プルーヴェの研究や、9月24日に一般公開が始まった
ブルーノ・タウトの旧日向別邸の調査など、多忙を極める山名善之さん、
日東設計事務所に勤務され、同潤会の調査や、集合住宅歴史館の関与など、
歴史的建造物の調査研究のエキスパートである志岐祐一さんと。
このメンバーなら話は尽きない。
東京から新幹線の高崎乗換えで1時間半。
移動の短さよりも、松井田はさらに近くに感じた。

「建築」の住民に「松井田町」と尋ねれば、「白井晟一の旧役場」と答える。
陽光の中でたたずむ姿は、まさに「田園のパルテノン」。
役場としては使われなくなったが、その存在感はいまだ現役だ。
1954年の合併で生まれた現在の松井田町。
その名は来年3月、隣の安中市との合併で消滅することが決まっている。
旧庁舎は、戦後の松井田町の歩みが凝縮されたシンボルではないか。
建築に首を突っ込んだ者の身びいきもあるけれど。
東京から適度な地の利にあって、自然は豊か。
東南には、ちかごろ市に移管された旧富岡製糸場、
県は世界遺産への申請に前向きだ。
西方には碓氷峠のレンガ橋があって、トロッコ列車が走る。
折しも、今年は白井晟一の生誕から100年。
松井田町役場が1955年に完成して、50年になる。
もう一花、咲いていただきたいと強く思ったのだった。
東京理科大の助教授を務め、
ジャン・プルーヴェの研究や、9月24日に一般公開が始まった
ブルーノ・タウトの旧日向別邸の調査など、多忙を極める山名善之さん、
日東設計事務所に勤務され、同潤会の調査や、集合住宅歴史館の関与など、
歴史的建造物の調査研究のエキスパートである志岐祐一さんと。
このメンバーなら話は尽きない。
東京から新幹線の高崎乗換えで1時間半。
移動の短さよりも、松井田はさらに近くに感じた。

「建築」の住民に「松井田町」と尋ねれば、「白井晟一の旧役場」と答える。
陽光の中でたたずむ姿は、まさに「田園のパルテノン」。
役場としては使われなくなったが、その存在感はいまだ現役だ。
1954年の合併で生まれた現在の松井田町。
その名は来年3月、隣の安中市との合併で消滅することが決まっている。
旧庁舎は、戦後の松井田町の歩みが凝縮されたシンボルではないか。
建築に首を突っ込んだ者の身びいきもあるけれど。
東京から適度な地の利にあって、自然は豊か。
東南には、ちかごろ市に移管された旧富岡製糸場、
県は世界遺産への申請に前向きだ。
西方には碓氷峠のレンガ橋があって、トロッコ列車が走る。
折しも、今年は白井晟一の生誕から100年。
松井田町役場が1955年に完成して、50年になる。
もう一花、咲いていただきたいと強く思ったのだった。
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