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1970年の大阪万博が生み落とした“未来”は、今も各地に息づいている。高知県土佐清水市竜串の「足摺海底館」も、その一つだ。
かつての少年科学漫画を思わせる看板が辺りに立つ。開業は1972年。看板は色あせたが、建物は今も鮮明に、風景の中で異彩を放っている。

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足摺海底館は、機械部品のように増殖できそうな外観が「メタボリズム」的であり、海上展望室は「カプセル」のようだ。
もちろん、現実には交換や拡張の予定は無いし、展望室をわざわざ十字形にする理由も見当たらない・・・

足摺海底館02

倉方俊輔『ドコノモン』(日経BP社、2011年12月26日発売)より
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東京タワーを見物したら、足下の金地院も詣でたい。徳川家康に重用された以心崇伝(いしんすうでん)が開いた伝統ある寺院だ。1956年に完成した珍しい八角形平面の本堂がひっそりとたたずむ。

金地院本堂01

中央の頭上は折上小組格天井の形状だが、天井板はなく、吹き抜けのルーバーになっている。柔和になった光が室内を一体化する。日本建築の形を用いながらも、伝統にはない垂直方向の採光や空間性を実現させた優れたデザイン。

金地院本堂01

倉方俊輔『ドコノモン』(日経BP社、2011年12月26日発売)より
魅力的な近現代建築は、まだまだ眠っている。主流ではないが名建築と呼べるものをリストアップしていく。栄えある第1回は1971年生まれの「ニュー新橋ビル」。
「新橋のお父さんに聞きました」的なインタビューの背景としてテレビによく登場する、網目状のファサードが特徴的なあのビルである。

ニュー新橋ビル01

階段やエスカレーターに愛らしい色彩のタイルを凸凹に張って場所を記憶する手がかりにするなど、ビルの目的に応じた設計の配慮がさえわたる。

ニュー新橋ビル02

倉方俊輔『ドコノモン』(日経BP社、2011年12月26日発売)より
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