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手すり大全表紙

今、手すりが熱い!
などと鼻息を荒くすると、手すりは冷ややかな手触りで「そうかしら?」なんて答えそうですが、倉方も執筆に関わった『手すり大全』が2008年10月31日に日経BP社から刊行されます。目次はこちら

下地になっているのは、雑誌「日経アーキテクチュア」2007年7月6日号の特集「されど、手すり」。これが編集部も想定していなかったほどのスコアを読者アンケートで叩き出し、結果、「日経アーキテクチュア」からのスピンオフ作品、「NA叢書」第一弾に選ばれたと聞いています。
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渋谷109

日経アーキテクチュア」(日経BP社)という雑誌で「ドコノモン100選」という連載を行っている。
11回目の今回は「渋谷109」。アイコンになりかった建築はたくさんあるけれど、実際になれた建築はそうない。この銀色の円筒形は、みごとファッションビルのシンボルになりえた。街角の名建築を発掘する「ドコノモン100選」で、これを採り上げない手はない。
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ルイ・ヴィトンの「タダオ」

ルイ・ヴィトンから8月に発売されたショルダーバッグ「タダオ」が大人気。品薄が続いている(10月23日現在、E-ショッピングでの在庫なし)。
しかし、「タダオ」とはおかしな名前を付けたものである。
タダオ・・・ただお・・・忠雄・・・
私のような者の脳裏によぎるのは、あの安藤忠雄の顔でしかないわけで…。

と思っていたら、ほんとに建築家・安藤忠雄が由来と知って、びっくり。
「タダオ」が属するダミエ・グラフィット・ラインは、建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞の受賞者から商品名を付けているという。
しかし、何でまた建築家?
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建築系ラジオ公開収録01 ©平塚桂

昨夜は神田の南洋堂で、建築系ラジオの公開収録。
「放談」という久しく思い出していなかった言葉が脳裏をよぎるような、そんな会だった。
南洋堂の4階に上がると、細長く、高いテーブルの両脇に18時からの出演者が勢揃い。
僕の正面から右周りに、南泰裕さん五十嵐太郎さん松田達さん山田幸司さん、高橋堅さん、山中新太郎さん大西麻貴さん、百田有希さん平塚桂さん
山田さんと高橋さんとは初めてお会いした。あと、前半に出演されたSMLの和田江身子さん、西牟田奈々さん、M.A.Dの基真由美さんとも。
その背後に20名ほどのオーディエンスが座るという、なかなかに濃厚な空間である。
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五十嵐太郎さん南泰裕さん山田幸司さん松田達さんが中心になって、建築系ラジオという新たなメディアを今年8月からスタートさせている。音声配信を利用した建築系トークだ。

その公開収録が10月20日に神田の南洋堂で行われる。詳細はこちら
18時からは「コンペ」をテーマにした討議。南さんに誘われたので、僕も参加することにした。さきほど松田さんから電話があって、平塚桂さん(ぽむ企画/「日経アーキテクチュア」巻末で著名建築家の落選案をレポートする「未完のプロジェクト」を連載)や大西麻貴さん+百田有希さん(SDレビュー2007鹿島賞受賞/過去の関連記事)もコメンテーターとして来られると聞いた。

音声配信というと、受け取る一手間が意識的なハードルを上げてしまうが、実はiTuneを使っていればダウンロードは簡単。ちょっとした間合いに、建築の情報と刺激が手に入る。耳孔に忍び込んでくる、あのラジオならではの妙なリアル感とともに…。
明日のトークも、どんな風に聞こえるのか楽しみなのだ。
国会議事堂前駅01 国会議事堂前駅02

千代田線・国会議事堂前駅でハッとした。
工事で壁が剥がされていて、構造体がむき出しに。
ホームのカーブとの関係が絶妙だ。

地底のチューブであることが剥き出しになって、
しかもある意味、東京の真ん中の下。
村上春樹の小説にでもありそうだなあと思いながら家路についた。

国会議事堂前駅03

よみがえるデザイン・サーヴェイ01

まずは2008年10月16日に行われたシンポジウムの概要から。
「よみがえるデザイン・サーヴェイ」と題したシンポジウムは13時から始まり、司会の兼松紘一郎さんの趣旨説明の後、5人のパネリストが順に登壇された。

法政大学・宮脇壇ゼミのサーヴェイについては中山繁信さん(工学院大学教授)、芝浦工業大学の相田ゼミに関しては本人である相田武文さん(芝浦工業大学名誉教授)、明治大学の神代雄一郎研究室のことは松本勝邦さん(明治大学講師)が、当事者でなくてはできないエピソードを盛り込みながら話される。
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