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大学セミナー・ハウス本館

年2回のペースで行っている大学セミナー・ハウスのワークキャンプ。秋は9月19日(金)・20(土)・21日(日)に開催することになった。
建築をつくること、使い続けること、解読することの意味を楽しく考えていく3日間。今回も人と人、建築と建築、場所と場所を「ぐるぐる」と連ねていきたいと思う。
毎回、さまざな大学、大学院、専門学校の学生や社会人の方が参加されている。お問い合わせ、お申し込みは「ぐるぐるつくる大学セミナー・ハウス」のホームページまで。
では、前回までの「あらすじ」と今回の予告を少し。
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『磯崎新の「都庁」』
James Cotton Blues BandのライブがBillboard Live TOKYOであったので、行ってきた。
どんなミュージシャンか? それはメタボなんてものともしない体躯のヴォーカリストが教えてくれる。
ステージの幕は21時ちょうどに開く。会場はライブが始まるまで、ステージ後方の一面のガラスから夜景を楽しめるようになっているので、正確に言うと「幕を閉じた」だが・・・。
パワフルな2曲で客席を暖めてから、いよいよ「親分」の登場である。
「Grammy award winner! Legendary! Mr. super hot! James Cotton!!」
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THE ARCHETYPE04

自転車置き場として生き長らえていた戦前モダニズム建築が、飛ぶ鳥を落とす勢いの芸能事務所のオフィスに生まれ変わった。
DOCOMOMO100選にも選ばれている旧四谷第五小学校(1934)が吉本興業グループ東京本部として今年4月から使い始められたことは、快哉を叫びたくなる今年の出来事だ。その改修設計のプロセスを追った写真集が刊行された。
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2008年7月8日に閉店した大阪・道頓堀の大衆食堂「くいだおれ」。「くいだおれ太郎」のはす向かいに、その村野建築は建つ。
完成したのは1955年。界隈の飲食店ビルが高層化していったはしりだ。設計者は開口部を北側の道頓堀側に集め、道路側をほぼ無窓とした上で、壁一面にモザイクタイルで抽象的な図案を描いた。階の違いが消され、ファサードは縦長のキャンバスとなる。
モザイクタイルの抽象図案という手法は、2年前に完成した名古屋の丸栄百貨店と同じだ。しかし、こちらのほうがスケール感の消去が徹底している。高層の商業施設ならではの建築の可能性を、思い切って追求したのだった。
今もチェーンの居酒屋などが入り、施設として健在。見上げる人は多くないが、ファサードも50年前とほぼ同じである。けれど、いつ消え去るかも分からない。
「くいだおれ太郎」と同じくらい、華やかで寡黙。切なくも愉しい街角のピエロ。その姿をぜひ目に焼き付けてほしい。

*下の写真をクリックするとgoogleマップに飛びます。
  
本blog中の村野藤吾・関連記事一覧

村野藤吾展パンフ

2008年8月2日から「村野藤吾 建築とインテリア-ひとをつくる空間の美学」展が松下電工汐留ミュージアムで開かれる(10月26日まで。9月15日・10月13日を除く月曜日および8月11~18日は休館)。1930年代から80年代まで、半世紀の間、建築界の最前線で活躍し続けた「巨匠」に新たな光を当てる展覧会だ。
開催に合わせて刊行される図録に村野論を寄稿することになって、最近これくらい緊張した仕事はない。なにせ、村野藤吾である。
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風景の解像力展01

7月5日に東京・京橋のINAX GINZAセミナールームで『風景の解像力 30代建築家のオムニバス』展のシンポジウムがあった。6月28日に続いての第2回だ(第1回のレポートはこちら)。当日は展覧会の最終日でもあった。
仕事の都合で15時20分に会場に入ると、すでに個別のプレゼンテーションは終わり、ディスカッションに移っていた。先週よりもペースが早い。一番左に司会の長谷川豪さんが座っている。右側に、藤村龍至さん、中村竜治さん、中山英之さん、藤本壮介さんと並ぶ。
関係者席も先週以上に埋まっていて、最前列しか空いておらず、ばたばたと入って雰囲気を乱してしまい、申し訳ない・・・。
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建築家吉田鉄郎物語06

「日本における近代建築の原点 ― 吉田鉄郎の作品を通して ―」と題されたシンポジウムが6月30日の18時から建築会館大ホールで開かれた(関連記事)。ほぼ満員の会場で、会は予定の20時を15分過ぎて終了した。
後半のパネルディスカッションも興味深いものだったが、前半に上映された、吉田鉄郎を追った特集番組が何しろ良かった。富山テレビの制作で、富山では5月19日に放映されたらしい。
他地域の方がこれを見られないのは、とても残念なことだ。約50分間の上映が終わって、建築という存在の面白さを教えられたような気がした。
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