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国立西洋美術館のぼり

16時半から田町の建築会館で『建築雑誌』編集委員会の幹事会。引き続き18時から委員会が開かれた。
編集委員会は月1回の開催で、今日が12回目。毎回配られる記事進行表も、裏面に2009年分ができて、折り返し地点に来たことが実感される。会議もだいぶペース良くなってきた。

19時に中座して、東京理科大学の「現代建築」の授業へ。山名善之研究室に寄ると、廊下にこんな「のぼり」が張ってあった。「国立西洋美術館を世界遺産に!」という言葉が力強く、トリコロールも大胆。地元の盛り上がりが伝わるが、まだ決まったわけではないのだという怖さも少々。
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外観しか望めないが、外観だけでもその異形が知れる。周囲にベランダをまわし、木造のようなプロポーションの柱で支える。知事の公館がベランダコロニアルの「擬洋風建築」なのである。まるで明治10年代のような。
一方で、この建物の隣には書院造りの和室棟が連なる。明治20年代から昭和戦前期まで、公的な立場を持つ日本人の住まいとしてあった「和洋並列型」にならったようでもある。
完成は1974年。この年の『都市住宅』の年間テーマは「保存の経済学」だった。10月には新建築臨時増刊『日本近代建築史再考―虚構の崩壊』が出ている。戦前の「様式建築」再評価の時代だったわけだが、それは通常、最先端で活躍している建築家にとっては反「近代建築」の意を強くさせるものであったとしても、デザインの参照源ではなかったわけであり、そんな気運とシンクロして新作をつくった建築家としては大江宏以外、ちょっと思いつかない。この年にリノベーションの先駆例である倉敷アイビースクエアを手がけた浦辺鎮太郎が大佛次郎記念館(1978)や倉敷新市庁舎(1980)のようなスタイルに走るのは、もう少し後のことであるし。
公館の内部を作品集から窺うと、階段の様式的な手摺子や床のパターン柄など、キッチュすれすれにも見える。しかし、力技で素材と空間をまとめ上げているに違いない。前年に完成した大江宏の東京さぬき倶楽部(東京都港区、1973)を訪れれば、そうした推測も容易だ。

*下の写真をクリックするとgoogleマップに飛びます。
  
2008.05.19 ハピネス
ハピネス01

煙は高いところに上る。
結婚記念日だったので、東京で一番高いホテルを訪ねた。
53階のクラブラウンジは地上225m。昨年完成し、東京のホテルとしては最も高所のフロアだという。
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津田塾大学本館 岩手県公会堂 栃木県庁舎

この3日間は晴れ続き、建築見学会続きにはもってこいだ。
10時15分から、西東京市の市民サークル「近代建築を学ぶ会」で佐藤功一の話をする。今日はいつもの半分程度の時間しかないので、主に写真を映し、建築家としての特質は次の回に。
写真は津田塾大学本館(東京都小平市、1931)と、岩手県公会堂(岩手県盛岡市、1927)と、栃木県庁舎(栃木県宇都宮市、1938)。生かされ方としては、順不同で「優」「良」「可」だろうか。

正午からは「open! architecture ― 建築のまち・東京を開放する」の建築見学会。今回は1931年に完成した2つの建物を続けてまわる。
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日本銀行本店

本日は10時半に集合して、日本銀行本店の見学会。といっても、昨日から始まった「open! architecture ― 建築のまち・東京を開放する」の一環としての「建築解放区」ではなく、NHK文化センターの柏教室の講座である。
今日も、昨日と同じような快晴。同じように神田で降りて、山梨中央銀行東京支店の前を通る。今日の回には、NHKの「おはよう日本」の取材が入ると話していた。ブラウン管に出る機会を逸して、少し残念な気もする。ブラウン管とは言わないな、今は。
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JAビル03

建築の見学会が続く。今日は「建築解放区」と題したイベントで、3つの建物を解説しながら巡った。国際建築家連合(UIA)2011東京大会関連事業として5月15~17日に行われている建築・都市関連の催しが「open! architecture ― 建築のまち・東京を開放する」の一環だ。

1つ目は、11時からの山梨中央銀行東京支店(徳永庸、1931)。多くの銀行が立ち並ぶこの界隈だが、バブル期に古い建物の解体と高層化が進行し、昭和初期の建築のまま営業しているのは、この山梨中央銀行東京支店だけ。
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清泉女子大学パンフ

清泉女子大学本館(旧島津公爵邸)
に、ちょうふ市民カレッジの講座で訪れた。
日本に本格的な建築学を持ち込んだジョサイア・コンドルの設計で、1917年に島津忠重邸として完成した建物だ。

関東大震災以前に建てられた本格的な洋館として、旧島津公爵邸は全国的に見ても貴重といえる。しかも、この建築には他にあまり無い特徴がある。それは、かつての見所を残しながら、現役の大学校舎に転用され、新たな命が吹き込まれていることだ。
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