「千ヶ滝の別荘」©大西麻貴+百田有希明日から27日までは「ぐるぐるつくる大学セミナーハウス」 ワークキャンプの第4回。
26〜27日には大西麻貴さん、百田有希さんも参加することになって楽しみだ。
「学生ながら話題の2人だ。大西麻貴氏がメディアに初登場したのは『せんだいデザインリーグ2006卒業設計日本一決定戦』での3位入選。『図書×住宅』という題名通り、チューブ状の図書空間と住宅空間が交錯して、重なった場所が書斎や広場のスケールに変わる。…」
こんな書き出しで記事をまとめた『日経アーキテクチュア』2008年3月17日号(特別増刊号)の「今年の10人」の取材で、1月18日に初めて大西さんと百田さんと対面した。

昨年の5月号から『新建築住宅特集』の「近作訪問」と「時評」を担当している。2年目の最初である2008年5月号から「近作訪問」のスタイルが少し変わった。
大きな変化は、訪問対象が今までの「前月号か前々月号」から「過去6か月間」の中の1作に変更になったこと。速報性は薄れたが、その分じっくり選べるし、その間に出た批評とは違うことを書こうと思うから、「近作訪問」の批評性は増すのかもしれない。一方で、文字数は従来の約2,000字から約1,400字に減少している。
外に出ると、建物を囲む木塀が浮き上がったように波打っていた。素材を生かした、というより異化したシュールなフォルム。さすが北川原さん! と膝を打ったのだが、あれは意図したものだったのか。それとも…。
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2007年9月に開催した前回の「ぐるぐるつくる大学セミナーハウス」については、『新建築 住宅特集』の時評欄で、以下のような文章を書いた。
9月の三連休は緑の中でペンキを塗ったり、散策路を築いたりして過ごした。
昨年「ぐるぐるつくる大学セミナー・ハウス」という有志の会を齊藤祐子さん、志岐祐一さん、北田英治さんらとつくり、以来、年2回のワークキャンプを八王子の大学セミナー・ハウスで開いている。

いよいよ、来週末の4月25日(金)・26日(土)・27日(日)は、東京・八王子の大学セミナーハウスで毎年2回行っている「ぐるぐるつくる大学セミナーハウス」 ワークキャンプの第4回が行われる。
緑の中で、みんなで場所と素材に触れて、次の建築を生み出すきっかけにしようという、このワークキャンプ。お楽しみ企画の一つである「夜話」に、今回は平田晃久さんをお招きする。

「イギリスのロンドンでは、毎年9月中旬の週末にオープン・ハウス・ロンドンと称する建築イベントが開催されている。600以上の建造物が参加して行われ、市民に優れた建築やデザインを実際に見て、触れて、感じてもらうため、建造物の内部を無料公開するとともに、建築家やエンジニア、プランナー等の専門家とデザインや建設、保全、地域再生について意見交換する機会と場を提供する。」
佐々木博美〔オープン・ハウス プロジェクト・アシスタント〕「生きた建築・都市教育の実践」(『建築雑誌』2008年3月号「特集 都市のリテラシー」p.30)
そのいわば日本版として、今年から始まった「open! architecture」。「フォーラム・東京を語る」、「水辺から楽しむ東京」、建築のもつ物語に合わせて、音楽家が曲をコーディネートし、演奏して回る「都市楽師プロジェクト」 ― 建築と都市を新たな目線から捉えるような企画が並ぶ。
©市川かおり船場センタービルの原稿を書いた「日経アーキテクチュア」の同じ号(2008年4月14日号)に芦澤竜一さんが設計したクールな邸宅ウェディング施設「SETRE Residence」(神戸市垂水区)が6ページにわたって紹介されていた。
設計者の芦澤君は大学の同期で、僕とは「あ」と「く」の関係なのだが ― 学校の製図板を50音順で使うので、頭文字が近い人と親しくなる傾向にあるのだ ― 、か行の前半の人を介して話をしていたために印象が深かった。
土木と建築が融合した迫力、条件を反映した有機的形態の現代性、そして歴史的な意義。前の2つは「ドコノモン100選」(日経アーキテクチュア連載)第4回で触れたので、字数の関係で削った歴史的な意義について、ここで補う。
有楽町界隈の東京高速道路は、それ自体は「建築」ではない。しかし、船場センタービルは「建築」である。しかも、高度成長期が達成した最高の成果の一つだと感じられる。ジードルンクやプローラやオビュ計画やメタボリズムといった、建築と都市の垣根を越えた巨大開発の系譜に連なる。
もちろん、それは70年代以降、一般には非人間的とみなされるようなものである。そうした巨大開発が半ば必然的に招き寄せるビューロクラシーを考えれば、船場センタービルの建設によって「大阪市開発公社」が設立されたことを現今の問題に短絡させられなくもない。
しかし、そうしたことを越えて、船場センタービルは20世紀の建築/土木の達成ではないか。それが大阪に存在していることも重要だと思う。万博と並んで、高度成長期の大阪の位置づけをあらわしている。
1970年という区切りの年の竣工というのが、これが高度成長の総決算であることと、竣工時から冷遇されてしまったことと重なっていて、出来過ぎなくらいの逸品。
もっと評価されても良いのでは?
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銅像は太平洋戦争中に供出されてしまい、現在は台座だけが残る。騎馬像は彫刻家・新海竹太郎(1868-1927)の作で、伊東と新海の初めての共同制作でもある。
離れて眺めると、全体のシルエットは伊東忠太の得意とした妖怪画を思わせる。狛犬のようでもある。堂々として、愛らしい。
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建築家・吉田鉄郎の設計で1931年に東京駅前に竣工した東京中央郵便局。その存続を願う「東京中央郵便局を重要文化財にする会」は、4月8日付けで日本郵政株式会社社長西川善文氏と総務大臣増田寛也氏宛てに東京中央郵便局を重要文化財に指定して欲しい旨の要望書を送付した。
奇しくも同時期、吉田鉄郎が手がけた千葉県千葉市の検見川送信所についても、文化財指定をテコとした保存への動きが高まっている。

辰野金吾の設計による東京駅(1914年竣工)は、竣工当時の姿への復元工事が始まり、正面は歴史的な解説が記された仮囲いで覆われている。その横で、吉田鉄郎が手がけた東京中央郵便局(1931年竣工)が、いよいよ存続か否かの正念場を迎えている。
すでに新聞などで取り上げられているように、3月25日午後6時から永田町の憲政記念館会議室で「東京中央郵便局を重要文化財にする会」が発足した。
訪れると、とにかく格好いい。そんな感想は今回、撮影した写真を整理していっそう高まった。抽象絵画のように、むやみに画面の構成を整えたくなる欲望に駆られる。機能やコストなど、どうでもいいと思えるほどの存在感。幾多のデザイナーが、こんなミースにやられてきたに違いない。
すべての構成は、その裏に抽象的な意図を感じさせる。目の前にあるのは、まるで理念そのもののようだ。同時に、これほど物質が現れた建築もない。大理石にしても、ガラスや水にしても、何かの機能やイメージのために奉仕しているのではなく、素材そのものが露になったように見える。抽象と具象が「そのもの性」において重なり合い、目に映るものが両極の間を高速で振動する。そんな時、くらくらした頭は告げるのだろう。これは「とにかく格好いい」のだと。
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凶暴な女神がなぜ愛されるのか? 女神は自分や家族にパワーをくれるという。人々が捧げる花輪は美しく、庶民も衣の彩りは豊か。朝廷に歯向かった平将門のさらし首は京都から関東に飛んで帰ったと噂され、将門を祀った神田明神は江戸の繁栄を祈願する総鎮守となった。珍奇な物語性や現世信仰、聖俗の連携や美醜の混淆。そんな点では、かつての日本も似たようなものではなかったのか。そう思うのは自分が東夷だからかもしれない。いわば日本のベンガルから来たかのような。
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「伝統」を独自に解釈したコンクリートの造形。60年代の工業製品と手仕事の調和した宇宙的な内部。いちど眼にしたら忘れられない強烈な個性なのに、雑誌でもweb上でもノーマークだったのが不思議な東京建築。
散歩の途中でたまたま見つけ、『東京建築ガイドマップ』(エクスナレッジ)で紹介。その後「ドコノモン100選」(日経アーキテクチュア連載)で、詳しく取材させていただくことができた。建築に「発見」も何もないのだけれど、「これはオレが発見したんだ!」と、つい声に出したくなる日本の名作なのだ。
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2007年秋から、建築家の新堀学さんとRenovation Interview(リノベーションインタビュー)を始めている。
《孤風院》に続く第2回が、INAXのホームページRenovation forum(リノベーションフォーラム)に掲載された。
http://forum.inax.co.jp/renovation/interview/002/001.html

千代田区の旧練成中学校を利用して、新たに始まった現代アートフェア「101TOKYO」の第1回が開かれている(2008年4月3日〜6日まで)。
「東京で最初の真の国際的現代アートフェア」を銘打っているだけあって、2日のオープニングパーティーも国際色豊か。アートな学生から、一癖ありそうなアーティスト、笑みを絶やさないディーラー風の方まで、さまざまな顔ぶれでごった返していた。
会場デザインを担当したのは、建築・デザインユニットであるpointの長岡勉さん+田中正弘さん。


















