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いよいよ、来週末の4月25日(金)・26日(土)・27日(日)は、東京・八王子の大学セミナーハウスで毎年2回行っている「ぐるぐるつくる大学セミナーハウス」 ワークキャンプの第4回が行われる。

緑の中で、みんなで場所と素材に触れて、次の建築を生み出すきっかけにしようという、このワークキャンプ。お楽しみ企画の一つである「夜話」に、今回は平田晃久さんをお招きする。
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JAビル 山梨中央銀行東京支店

「イギリスのロンドンでは、毎年9月中旬の週末にオープン・ハウス・ロンドンと称する建築イベントが開催されている。600以上の建造物が参加して行われ、市民に優れた建築やデザインを実際に見て、触れて、感じてもらうため、建造物の内部を無料公開するとともに、建築家やエンジニア、プランナー等の専門家とデザインや建設、保全、地域再生について意見交換する機会と場を提供する。」
佐々木博美〔オープン・ハウス プロジェクト・アシスタント〕「生きた建築・都市教育の実践」(『建築雑誌』2008年3月号「特集 都市のリテラシー」p.30)

そのいわば日本版として、今年から始まった「open! architecture」。「フォーラム・東京を語る」、「水辺から楽しむ東京」、建築のもつ物語に合わせて、音楽家が曲をコーディネートし、演奏して回る「都市楽師プロジェクト」 ― 建築と都市を新たな目線から捉えるような企画が並ぶ。
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セトレレジデンス ©市川かおり

船場センタービルの原稿を書いた「日経アーキテクチュア」の同じ号(2008年4月14日号)に芦澤竜一さんが設計したクールな邸宅ウェディング施設「SETRE Residence」(神戸市垂水区)が6ページにわたって紹介されていた。
設計者の芦澤君は大学の同期で、僕とは「あ」と「く」の関係なのだが ― 学校の製図板を50音順で使うので、頭文字が近い人と親しくなる傾向にあるのだ ― 、か行の前半の人を介して話をしていたために印象が深かった。
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大阪の中心に横たわる全長930mの巨大建築。繊維卸店街やショッピング街などが入り、事務所も多く入居する。上に高架の大阪市道(築港深江線)と阪神高速道路が積み重なり、地下には市営地下鉄中央線が走る。
土木と建築が融合した迫力、条件を反映した有機的形態の現代性、そして歴史的な意義。前の2つは「ドコノモン100選」(日経アーキテクチュア連載)第4回で触れたので、字数の関係で削った歴史的な意義について、ここで補う。
有楽町界隈の東京高速道路は、それ自体は「建築」ではない。しかし、船場センタービルは「建築」である。しかも、高度成長期が達成した最高の成果の一つだと感じられる。ジードルンクやプローラやオビュ計画やメタボリズムといった、建築と都市の垣根を越えた巨大開発の系譜に連なる。
もちろん、それは70年代以降、一般には非人間的とみなされるようなものである。そうした巨大開発が半ば必然的に招き寄せるビューロクラシーを考えれば、船場センタービルの建設によって「大阪市開発公社」が設立されたことを現今の問題に短絡させられなくもない。
しかし、そうしたことを越えて、船場センタービルは20世紀の建築/土木の達成ではないか。それが大阪に存在していることも重要だと思う。万博と並んで、高度成長期の大阪の位置づけをあらわしている。
1970年という区切りの年の竣工というのが、これが高度成長の総決算であることと、竣工時から冷遇されてしまったことと重なっていて、出来過ぎなくらいの逸品。
もっと評価されても良いのでは?

*下の写真をクリックするとgoogleマップに飛びます。
  
盛岡城の本丸跡(盛岡城跡公園/岩手公園)に建つ南部伯爵銅像の台座。語られることはほとんどないが、建築家/建築史家の伊東忠太の設計作である。しかも、世界旅行(1902-05)から帰国して最初に完成した作品という歴史的位置づけも付帯する。
銅像は太平洋戦争中に供出されてしまい、現在は台座だけが残る。騎馬像は彫刻家・新海竹太郎(1868-1927)の作で、伊東と新海の初めての共同制作でもある。
離れて眺めると、全体のシルエットは伊東忠太の得意とした妖怪画を思わせる。狛犬のようでもある。堂々として、愛らしい。

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孫六温泉03

秋田旅行2日目。昨日に引き続き、雨模様の中を精力的に建築を見てまわる。中でも、白井晟一の奥田邸(1956)と大江宏の角館樺細工伝承館(1978)は、ヴァナキュラーな建物が持つ類いの質を獲得していて、予想が良い意味で裏切られた。風土と合わせて語らなければならないだろう。書き始めると昨日より長くなってしまいそうなので、またの機会に…。

いま孫六温泉にいる。秘湯として知られる秋田県仙北市の乳頭温泉郷の中でも、最奥に位置する宿だ。今晩の宿泊者は私たちしかいない。
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本荘支店01

今日から秋田に来ている。取材ではなく、個人的な基礎体力づくり。ガソリン税問題でガソリンが安く、道路特定財源の恩恵であるガラガラの高速道路のメリットが享受できる昨今、得したというか、何かやましいことをしている気分にもなる。

訪れた中でも特に感銘深かったのは、宮脇檀さんの設計した旧秋田相互銀行本荘支店(1974)。建築に対する宮脇さんのライトな感覚が、建築界に新風を吹き込んだことが実感できる。見るなら今しかない。なぜならば・・・。
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