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「起爆空間」01

福岡県の博多で、伝説の住宅がオフィスビルに変身していた。
元ネタは1966年竣工の「起爆空間」。当時U研究室の一員で、後に象設計集団を結成する富田玲子さんが、夫の林泰義さんと共に設計した住宅だ。円い窓が100個開いている。
富田玲子さんの本には、次のように書かれている。


発想の原点は、たまたま見ていた『世界建築全集』に出ていた古代ローマのパン屋のお墓です。立方体の四面に九個の丸い突起物がついていて、二人とも「これだ」って思いました。〈中略〉敷地が東名高速道路の入口にある見晴らしのいい立地だったこともあって、「ウルトラマン」などのテレビ映画に悪の巣窟として登場しましたが、施主の意向で20年前に取り壊されました。

富田玲子『小さな建築』(みすず書房、2007)pp.182-183


最後にある「ウルトラマン…」ということから、ネット上での言及も多い。

百窓:試みられた起爆空間
http://www.kanshin.com/keyword/232588

このオフィスビルは、円窓が95個(19×5)。
惜しい! 5個はどこかに吹き飛んでしまったようだ。

「起爆空間」02

音羽交差点付近には他にも面白い建物が集まっている。
隣にはなぜかファサードの凹んだビル。
それより迫力なのが、向かいにあるヨドバシカメラの駐車場ビルだ。
「われ関せず」なスケール感がかえって都市的。潔い。

「起爆空間」03


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ぐるぐる01

今回で第7回になるワークショップ「ぐるぐるつくる大学セミナー・ハウス」を10月10日(土)~12日(月・祝)にかけて、東京・八王子の大学セミナー・ハウスで行ないます。
いよいよ道のネットワークが形になってきました。
今回は木島千嘉さん(建築家/O.F.D.A.アソシエイツ)に「孤風院の会」の取り組みをお話していただきます。
途中参加もできますので、事務局までお問い合わせを。

僕は10日が日本大学のスーパージュリーと重なったので、11日から参加します。今年のゲストクリティックは、小嶋一浩さんと中山英之さんと私。建築夜学校2009の第1夜と重なっているな、たまたま(過去の関連記事)

大学セミナーハウスの眼アップ

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ぐるぐるつくる大学セミナー・ハウス
第7回ワークキャンプ
http://guruguru-tukuru.com/
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1965年に開館した大学セミナー・ハウス (現・八王子セミナーハウス)
は吉阪隆正+U研究室の代表作として知られ、DOCOMOMO20選にも
選出されています。しかし、近年、ユニットハウスの大半が取り壊され、
メンテナンスが十分に行われてこなかったなど課題も生まれています。

このワークキャンプでは大学セミナー・ハウスを舞台に、
建築をつくること、つかい続けること、解読することの意味を考えます。
昼は手を動かして建物を整備し、場所に新たな魅力を与えます。
夜はゲストをお招きし、建築をめぐるさまざまな議論を展開します。

人と人、建築と建築、場所と場所を「ぐるぐる」と連ねていくための3日間。
幅広い皆さまのご参加をお待ちしています。


<プログラム>
●ワークキャンプ
10日(土) 13:00 ~ 12日(月・祝) 15:00
・第二の広場をつくる
・竹を使い場所をつくる
・メインテナンスワーク
●夜話
10日(土) 20:00~ 「ぐるぐる活動報告」
実行委員によるこれまでの成果や今後の方向性など
11日(日) 20:00~ 「孤風院の会の取り組みについて」
ゲスト:木島千嘉(建築家/O.F.D.A.アソシエイツ)

<参加費>
●2泊3日で参加
・学生 8,000円+食事代
・社会人 9,500円+食事代
●1泊2日で参加
・学生  5,000円+食事代
・社会人 6,500円+食事代
●宿泊なし
・2,000円+食事代
(食事代 朝食:500円、昼食:700円、夕食:1100円)

<場所>
八王子セミナーハウス
(東京都八王子市下柚木1987-1)
京王線北野駅よりバス10分
JR八王子駅よりバス15分
京王バス「野猿峠」停留所下車 徒歩3分

<申込み/問合せ>  
ぐるぐるつくる大学セミナー・ハウス実行委員会
事務局:東京都中野区2-25-6パオコムパウンド701
SITE内 担当 田中茂
e-mail : info@guruguru-tukuru.com
tel/fax : 03-3371-2433
日本大学短期大学部01

以前の記事で書いた日本大学短期大学部の「ものつくりワークショップ」。
2泊3日の日程が無事終了し、出来上がった写真を田所辰之助さんが送ってくれた。
空が美しい。竹の生み出す影と、土の陰影が美しい。
最終日には50メートルにおよぶ大「流しそうめん」を敢行して、盛り上がったらしい。

日本大学短期大学部02
鈴木晋作さん01

日本大学短期大学部の「ものつくりワークショップ」が大学セミナーハウスで行われ、3日の夜は八王子で吉阪隆正さんについて話した。

僕の前に鈴木晋作さんがレクチャーを行った。映し出された写真に圧倒された。
鈴木さんは1979年生まれの早稲田大学芸術学校のOBで、なかなか行かないような場所に飛び込んでいる。
2004年には東チベットに小学校をつくるプロジェクトの現場監督を務め、翌年からはラオスの子どもの図書館を地元の人々と共に建設している。
映し出されるのは、富士山の頂上と同じような森林限界を超える標高に高原が広がっている光景であり、どの素材が貴重であるかという比重の違いが発生させる見たこともない木材や石材の組み合わせだった。
まちと建物の構成には社会の仕組みや人的関係が反映され、それらを見守りながら、静かに小石を投げ入れるようにプロジェクトの建築がつくられている。

鈴木晋作さん02

国際プロジェクトの中で、場をつくる建築家は必要なんだと実感した。
いま「建築家」と書いたが、この言葉だと語弊があるかもしれず、言いたいのは、彼/彼女がすべてを行うわけではないけれど、いることによって着実に新しいことが起こり出す建設行為のキーマンが必要だと言うことで、それは建物もまちづくりも同じだろう。
そして、そもそも建築家は、その現場が本来持っている人的・地理的・歴史的継承性と無縁なはずなのに、現場に飛び込んで何かをしてしまう存在だから、そうした国際プロジェクトであっても、フツーの国内現場でも、やっていることは意外に地続きだったりする。
日常と非日常は案外、相対的で、交換可能だと思える。

呼んでくれた田所辰之助さん、薩田英男さん、「ぐるぐるつくる大学セミナーハウス」でもお世話になっている長谷川康孝さん、鈴木晋作さんなどと、久しぶりに腰を落ち着けて話した。

日大短大ワークショップ

日本大学短期大学部の選りすぐりの12名の学生が中心になってのワークショップは、竹と版築による場所づくり。翌朝はまだ作業が始まったばかりだったが、きっと今頃は完成していることだろう。
CAAK01

CAAKで4月24日(金)に「吉阪隆正を読み直す - 自然、集団、動物的」と題したレクチャーをすることになった。
CAAK(カーク)とは、Center for Art & Architecture, Kanazawaの略。金沢在住の若手美術・建築関係者によって結成されたグループで、都市/建築/美術を横断する開かれた場をつくることを目指したものだ。

以前に運営メンバー4人 ― 吉村寿博さん、鷲田めるろさん、林野紀子さん松田達さん ― には、新堀学さんと一緒にインタビューをさせていただいた。

美術と建築を横断し、社会を知る──金沢におけるCAAKの試み
http://forum.inax.co.jp/renovation/interview/004/001.html

CAAK02

CAAKのこと、金沢のこと、美術やリノベーションのこと・・・いろいろとお話をお聞きしたいので楽しみだ。お近くの方々、お越しいただいたら嬉しいです。
詳しい案内はこちらにあります。
中央セミナー館

3月26日の「東京コンクリート建築ツアー」にご参加いただいた島田貴史さん(しまだ設計室)k2JAPANさん江口智行さん(ドロップシステム)がblogに感想を書いてくださった。

東京コンクリート建築ツアー(3月27日) - カヅノキ日和
http://kazunoki.exblog.jp/10641838/

東京コンクリート建築ツアー(3月27日) - YOKOHAMA.MONAURAIL
http://yokohama-monaurail.blogspot.com/2009/03/blog-post_27.html

東京コンクリート建築ツアー(3月30日) - Dropsystem
http://architect.dropsystem.co.jp/?p=240

みなさん写真が実にきれい。
同じ所をまわった後で別の視点が得られると、何か得した気がする。

k2JAPANさんが書かれていた「大学セミナーハウス」の建物がオダギリジョーと香椎由宇が出演して(出会った)映画「パビリオン山椒魚」(2006)に使われていることは、知らなかった。検索したら、隈事務所の藤原徹平さんがこのことについて書かれていた。

『パビリオン山椒魚』冨永昌敬 - nobodymag.com
http://www.nobodymag.com/journal/archives/2006/0908_1455.php
長期館照明器具01

教えている専門学校ICSカレッジ・オブ・アーツの研修で八王子セミナーハウスに行ったところ、盛況だった。平日なのに宿泊施設はほぼ満員。会議室なども埋まっていた。
夏休みということもあるが、セミナーハウスの利用状況が改善しているという噂が真実みを帯びてくる。客単価が上げられる「さくら館」は、その意味で貢献しているだろう。
既存の建物のメンテナンスも、ここ1・2年で活発化してきた。象設計集団の創設メンバーの一人となる富田玲子さんがU研究室で設計を担当して1970年に竣工した《長期館》など、外壁を塗り替えて、ぐっと良くなった。
しかし、良いことばかりでもないのだ。
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