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お盆に仕事でアメリカへ。考えてみたら、生まれて初めて終戦記念日をアメリカで過ごしたことになる。

朝食は、近くの感じのいい店へ。本格的なホットドッグで、塩加減もちょうど良く熟成されたソーセージとベーコン。チーズもパンもしっかりと味がして、とろんとした卵が仲を取り持つ。

ホットドッグ

この街はとにかく、ご飯がおいしい。人がやさしい。自然が近い。それでいて知的だ。
アメリカは相変わらず豊かだなあ、と言いそうになってしまうのだけど、都市という単位で見ると、戦後69年の間に目まぐるしい浮沈があるわけで、時代の変化と共にこっちが豊かになったと思えば、あっちはしなびたりする。都市の中でエリアが競っていて、エリアの中で店が競っている。
結果的にさまざまな都市が競い合って、人材を引き付け、国全体としては沈没しないで21世紀を迎えた。流動性って、そういうことなんだねーと。

そして、そんな「自分が選択した都市の個性」を証明するものとして、都市の形や建築物を、自然と同じくらい大事にしている。自分の延長として大事に思っているから、変える時は大胆に変える。

さらに思えば、アメリカという国全体がそうだ。
ここまで、国、都市、エリア、人の様態が一緒だということは、ここがただの一つの国であって、「世界」の訳ではないことを証明してる。でも、移民と共に入ってきた世界の粒が(アメリカの関門をくぐり抜けたものだけが目に見えて)それなりに多様だから、ここが世界だって考えてしまうのにも納得できたり。
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2014.01.01 謹賀新年
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旧年中は大変お世話になりました。
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
今年がみなさまにとって福多き年になりますように。

大晦日に盧溝橋抗日記念館を見た後、市場でめでたいカレンダーを購入。
5元なんだけど、よく出来ているんだ。
死んだと死んでいるは違う01

死んだと死んでいるは違う。

死んだと死んでいるは違う02

…のだそうです。
屈曲部と分岐点01

近くを散歩していたらヘンなものに出会った。12の「屈曲部」と1つの「分岐点」。見ているうちに、漢字ってこんな形だったかなと疑問に思えてくる。

屈曲部と分岐点02

墓標のような形と、昔の青焼きのレタリングのような書体が、コンセプチュアルアート感を高めた一作。
国宝 阿修羅展

明日3月31日から東京国立博物館 平成館で開催される「国宝 阿修羅展」(6月7日まで)。盛んに宣伝しているので、気になっている方も多いことでしょう。
展覧会のみどころやねらい、会場構成のコンセプトなどを東京国立博物館特任研究員/興福寺国宝館長の金子啓明さんに伺い、まとめた記事がwebマガジン「artscape」にアップされている。

東京国立博物館 金子啓明氏に聞く:「国宝 阿修羅展」─古代彫刻から見る天平文化 - artscape
http://artscape.jp/focus/1201195_1635.html

依頼を受けた時には「無茶振りか」とも思ったが、面白そうだったので引き受けた。実際にお話を伺うと、空間や都市とのつながりは予想以上だった。現代の社会で有効な美術の役割とは何であって、それをどうマネージすべきか。現代美術にも通じる考えが、日本の仏像彫刻に的を絞った長年の専門研究から紡ぎ出されていることに興趣がわいた。

金子さんの言葉には、いちいち納得。例えば、
(1) 照明デザインや展示装置を工夫したり、(展示とは関係無いが)タレントを起用した公認ファンクラブのページをつくったり。それは民営化時代の入場者数至上主義に迎合したポピュリズムではないか。
(2) 仏像はアート作品ではなく、信仰の対象としてつくられた。それを現地から持ってきて、美しい美しいと鑑賞する。それは西洋中心主義的な見方ではないか。
といった、容易に思いつくような「批判」は折り込み済みなのである。

頭のいい人だった。そこには展覧会というプロジェクトが社会を少しでも変え、歴史を動かしていくのだという自信と責任があった。お話ししていて、とても楽しかった。
混んでなさそうな頃に見に行こう。
うつわ展ポスター

東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで今日から始まる「U-Tsu-Wa/うつわ」展(2009年5月10日まで)。
2月12日のプレビューに出かけた。
アート展なので、気分はアウェイである。鑑賞に専念できる。

今回は、木をくり抜いて「うつわ」を創るエルンスト・ガンペールと、魅惑的な窯変のルーシー・リィー、形が生き物のような陶作家ジェニファー・リーの3人展。
三者三様ながら、どれも生命感にあふれて見応えがあるのだが、もう一人の主役は安藤忠雄氏だった。
会場構成を安藤忠雄氏が手がけている(ヴィジュアルディレクションが杉浦康平氏)。さすがに自身の設計した21_21 DESIGN SIGHTの中だけある。見事に決まっていた。

地下に降りる。最初のギャラリー1にエルンスト・ガンペールの作品が配されている。部屋に入る以前から、打ち放しコンクリートに空いた孔から中を見せるという心憎い演出。
しかし、ギャラリー1に入ると、前に進みづらい。直接的にはプレビューが人でごったがえしているためなのだが、間接的には広い会場の一部をジグザグ型に区切って通路にしているため。この意匠が、ギャラリー2の後の薄暗いジグザグ通路に反復することになる。

メイン会場であるギャラリー2に移ると、視界が開ける。先ほどのギャラリー1では氷の結晶の上に「うつわ」が配されていたようになっていたが、こちらは水の上。
拡がる水は、その形状、素材感、スケールとも、ギャラリーにあらかじめ据えられていたもののようだ。同じさざ波の上にルーシー・リィーとジェニファー・リーのうつわが点在している。両者の境をなしているのは「楕円形」。「うつわ」に特に関係のない感じもするが、安藤忠雄氏のトレードマークの一つである。

作品はすべて、3人の作家それぞれの生まれ星座を中心とした星の配列をもとに配置されている。リーフレットには「三者三様、うつわ宇宙…」とある。作品の一点一点がまさに「点」として、安藤忠雄氏の「宇宙」を構成していた。
近くに寄れば「うつわ展」、遠くに眺めれば「安藤忠雄展」。一粒で二度美味しい展覧会だ。安藤ファンも、ぜひ。

会場でトラフ建築設計事務所の鈴野浩一さんに出会った。お話すると、次回5月29日からの山中俊治ディレクション 「骨」展の会場構成を手がけるとのこと。「注目の10人」の取材の時にお聞きしながら、まだ書けなかったのだが、今年はトラフ建築設計事務所の大きなものが色々できる。八束はじめさんにもお会いした。こちらも大きな、どちらかというと「無形」の「アーキテクチャ」のお話。

うつわ展プレビュー夜景
ロウリーズ01

溜池山王のロウリーズに肉(プライム・リブ)を食べに行った。
連休の最終日とあって、お客さんは少なめ。ディズニーシーにでもありそうな演劇性に癒される。たまにはアメリカに満腹。もちろん満足。
原稿が片付いた記念に、カリフォルニア・カットにアメリカンロブスターテイルも付けて。
入口のしつらえからすると、内装はもう少しアールデコでも良いかもしれないけど。

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