2008.08.17 北へ、北へ
十三湖

北東北紀行1日目。同行者はDOCOMOMO Japan幹事長の兼松紘一郎さんと、東海大学の渡邉研司研究室の椙山哲範君。

花泉農協会館

まずは大高正人さんの花泉農協会館(現・岩手南農業協同組合)を見学。内部が改装されてしまったのが残念ではある。しかし、手の込んだ階段手すりは意外な収穫で、さすが前川國男の弟子だと感じさせる。ちょっと今、手すりに凝っているので…。

花泉農協会館の手すり

その後、青森へ。森内建設の森内忠大さん(A-hausのスポンサーです)と、2006年にトルコで開かれたDOCOMOMO大会の以来の対面。

森内建設
イデー自由が丘村野藤吾展

「村野藤吾 建築とインテリア−ひとをつくる空間の美学」展の実現に関わった中心メンバーが集まるお疲れ会が開かれて、そこにお呼ばれしたので行ってきた。松下電工汐留ミュージアムでの展覧会が始まって1週間になる。来場者数もカタログの動きも上々だという。
8月7日からは東京・自由が丘のイデーショップで「特集展示 村野藤吾」も始まった。村野藤吾が千代田生命本社ビル(現目黒区役所)のためにデザインした家具など、イデーが「ジャパニーズ モダン マスター」プロジェクトの一環としてリプロダクションを進めている家具を、その背景とともに紹介するものだ(9月10日まで)。
Googleマップ「ストリートビュー」倉方俊輔 02

昨日に引き続き、村野藤吾(村野・森建築事務所)が設計した東京の建物を、googleマップの「ストリートビュー」機能を使って紹介。

今後「ストリートビュー」は、対象範囲が拡大されていくだけでなく、すでに対象の地域でも随時が更新されていくのだろう。それが数か月に一度なのか、数年に一度なのか分からないけれど…。そして、以前の画像データも消去されることはないはずだ。普通には見えない場所で保管されていることだろう。
Googleマップ「ストリートビュー」倉方俊輔

今日Googleマップに「ストリートビュー」の日本版が追加された(Impress Watchの関連記事)。試してみたら面白く、時の経つのを忘れてしまう。
想像したよりも、すごいのだ。機能としては名称の通り、これまでのような上からの目線ではなく、歩きながら街を眺めているような視角が手に入るわけだが、まず提供範囲が意外に広い。東京エリアであれば、東は八王子、北はさいたま市、西は千葉市、南は江ノ島あたりまでが現時点で対象になっている。都内であれば、車が入れる道のほぼすべてが網羅されている。広い都市圏の建物をくまなく散策する。そんなことが自宅でできてしまう。
村野藤吾展パンフ

今日(2008年8月2日)から松下電工 汐留ミュージアムで「村野藤吾 建築とインテリア
−ひとをつくる空間の美学」展
が始まった(10月26日まで。9月15日・10月13日を除く月曜日および8月11〜18日は休館)。
1日の内覧会を見に行った。結論から言うと、予想以上に多彩で、豊穣で、軽快な展覧会だった。
世田谷区民会館01

世田谷区では世田谷区民会館(1959)と世田谷区役所の第一・第二庁舎(1961・1969)について、取り壊しの検討を進めている(参考:「世田谷区庁舎整備調査研究について」「世田谷区庁舎整備調査研究報告書」(PDF)「各庁舎の現在の状況」(PDF))。

でも、これらは優れた「都市的建築」だ。
俯瞰的ないわゆる「都市計画」から入るのではなく、しかし建築家は単体の建物をつくれば良いというのでもなく、「建築から都市をつくる」という前川國男の姿勢がよく現れている。
ピラミッド校舎の天辺

この間、学習院大学を訪れたら、
前川國男設計の「ピラミッド校舎」(大学中央教室、1960)は、跡形もなく・・・
いや、一つだけ形があったな、天辺だけが草の上にあった。